ELMUSE18+RK501

2025年7月16日

 ELMUSE18+RK501が届いてから一週間ほどになります。時間の許す限り、CDやFM放送を聴いています。
 
 このアンプの素晴らしさ、凄さを、言葉で説明するのはとても難しいです。それこそ「凄い」とか「素晴らしい」とか、「美しい」「きれい」くらいしか、出てきません。あえて説明するとしたら、キーワードは、「見通し」「透明感」「空間の共有」「音色」「響きと余韻」といったところです。
 
 まず、音場の上下・左右・奥行きが、明らかに広くなりました。いや、広くなった、は少し違います。オーケストラの各楽器やセクションの位置関係が明瞭になったこと、あるいは、ある一つの楽器がどのあたりで奏されているかが明瞭になったこと、ということであり、「見通し」がよくなったことで、それを、空間の広がり、と感じるわけです。

 この「見通し」のよさは、舞台上、あるいは、コンサートホールの中の空間にただようチリやホコリが、より以上に取り除かれたことによって実現したと思います。これは、ELMUSE18の力量もさることながら、RK501の威力が大きいのではないかと思います。これが「透明感」というところです。

 とくに、たとえば、協奏曲のソロ・ヴァイオリンや、ジャズのソロ・トランペットなどで、はっきりと感じるのですが、その楽器が演奏されている音は、いままででもちゃんと聴こえていたのに、ELMUSE18では、音と、その音が発せられている場所、空間が音の周囲に感じられるのです。これは、演奏者のいる場所と、聴いている自分のいる場所の「空間の共有」あるいは一体化、とでもいえると思います。

 これらの感覚は、聴き取ることができるすべての音の「音色」を激変させました。なにしろ、自分が演奏者と同じ空間にいて、演奏された音をそのまま聴くことができるのですから。それが、たとえばピアノであれば、ピアノが目の前にあって、演奏者が目の前で演奏している、そういう感覚で聴くことになったわけです。

 じつは、なによりもまっ先に、しかもいちばん感動したのは、トライアングルやグロッケンシュピール、ハープなどの音の「余韻」です。何十回、もしかしたら百何十回、二百何十回は聴いた、ある管弦楽曲のトライアングルの音、その余韻の美しさに、「ああ、あああ…」と、声が出てしまいました。それから、注意深く聴けば聴くほど、ピアノでもチェロでも、ホルンでもクラリネットでも、すべての楽器や歌声、それらが合奏されたときの「響き」の美しさが感じられるようになりました。

 いままで使っていた、EPMW30との比較では、ほぼすべての面でELMUSE18のほうが向上・良化しています。上述したとおり、音色も空間も、リアリティが格段に良くなりました。これまで、EPMW30でたいへん満足していましたのに、さらにその上があったか…と思い知らされました。使い勝手では、通常聴いている音量のボリューム位置が、EPMW30では9時から11時でしたが、ELMUSE18では11時から13時になり、アンプの能力を、よりムダなく使えていると思います。また、正面パネルをブラックのアルミにしてもらいましたが、これはとても精悍で、ウッドサイドパネルともよくマッチしていると思います。よけいなお節介ですが、ホームページの製品紹介のところに、ブラックパネルのバージョンの画像も、ぜひ、出してください。

 これでこの価格は、ある意味、安すぎます。というか、他の有名ブランドがムダに高すぎるのか…わたしは、人生の比較的早い時期に、エルサウンドのアンプに出会うことができて、ほんとうに幸運でした。今回も、この「ELMUSE18+RK501」との出会いで、この幸運が続いていることを実感しています。

 さいごに、スタッフの皆さまのご健勝、ご多幸をお祈りいたします。ありがとうございました。

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