簡単ではありますが、先日納品して頂いた「完全バランス入力反転増幅回路搭載BTLモノラルアンプ EPM-30inv」のインプレッションをお送りさせて頂きます。
【追加オプション】
・SiCショットキーバリア整流用ダイオード
・出川式電源
・SP端子1組追加
【使用環境】
Mac(再生ソフト: JRMC24) -> USB DAC(ボリューム付き・バランス出力) -> EPM-30inv -> 小型ブックシェルフSP(バイワイヤリング接続)
ここ数年、国産メーカーのフラグシップクラスのプリメインアンプを取っ替え引っ替えしてきたのですが、試聴では良いと感じても自宅で聴き込むと、どれも帯に短し襷に長し・・・
そこで今回は満を辞してエルサウンドさんにお世話になってみることにしました。
まずは低域の印象からです。
量は十分出ていながらも決して緩い感じにはならず、程よくタイトで好みの感じです。
(ちなみに当方はロック、ジャズ、ポップス等のポピュラーミュージックばかりで、クラシックは全く聴きませんので悪しからず)
ベースラインが追いやすくバスドラもよく聴こえ、ノリよく音楽が聴けます♪
次に中域ですが、まずはボーカルがとてもリアルです。
声そのものの質感が自然で滑らかなのもさることながら、輪郭がハッキリしていて口元の大きさも適切に感じられます。
そして更には音場全体の奥行きも感じられ、バンドの各楽器の立ち位置が適切です。
ボーカルが一番前で、ちょっと下がってギター&キーボード、その後ろにベース&ドラムといったイメージが簡単に浮かびます。
実は初めての音出しをしてから数時間はボーカルに付帯音と言うか歪みのようなものが感じられ、「もしかしてこれは失敗したかも!」とも思ったのですが、それは数時間の音出しであっさり解消されました。どんな機器でも多少の「慣らし」は必要ということですね・・・もちろんそれ以降はクリアーで雑味の無い音になって安定しております。
最後に高域ですが、中・低域と同じ質感の自然な高域です。
耳障りなところや飛び出したところは全くありませんが、それでも十分な解像感や抜けは感じられます。
こちらも聴き始めた当初は金物(ベルのやライドシンバル等)の超高音が少し奥まって聴こえ、少々物足りないと感じていたのですが、聴き込んでいくうちにこのバランスが正解に思えてきました。
これはアンプが馴染んで高音が多少クリアーになってきたのもあるでしょうが、やはりこの位で十分なのだと思います。
以上、ざっくりですが「EPM-30inv」のインプレッションを終わらせて頂きます。
感じたこと、気付いたことはまだまだ沢山あるのですが、余り長くなってもご迷惑でしょうから・・・(笑)
では、今後とも宜しくお願い致します。